右盛体

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 今週はアジサイの枝を「体」に使った右盛体でございました。私の習っているお花では、基本的に「体」「相」「用」というものがあります。盛花では、それらを七宝の決まった場所(穴)に入れた後、「右相」「左相」というのを入れ、最後に足元がすかないように残りのお花で埋めるという順序で生けていきます。
 写真を見てもらうと、花器の向かって左側に七宝に生けたお花が来ていますよね。だけど、名前は右盛体。これは、お花を主体に考えているからだそうです。お花から見たら私たち側から見た左が右。お花から見て右側に盛られたお花だから右盛体というわけです。同じようなことが他にもいえて、「右相」は私たちから見たら左側にあるし、「左相」は向かって右側にあります。そう、心臓の右心室や左心室と同じ考え方ですね。
 なにはともあれ、私の部屋では、優しい色合いでお花が咲いてくれています。